「バイアグラって一緒に飲んじゃいけない薬ってあるのかな?」
こんな不安を抱えている男性に向けた記事です。
筆者は30代半ばからED症状に悩み始め、バイアグラについて調べた際に同じ疑問を持ちました。
実はバイアグラには併用してはいけない薬(併用禁忌薬)があります。
もし知らずに一緒に服用すると、重篤な副作用が起こる危険性があるんです。
そこでこの記事では、バイアグラと一緒に飲んではいけない薬について詳しく解説します。
バイアグラについての重要情報
効能・効果: 勃起不全(ED)治療薬。陰茎の血管を拡張し血流を増加。自然な勃起を促進。
副作用: 体のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、血圧異常・めまいなどの症状が現れることも。
費用: おおよそ1錠あたり税込400円~2,200円くらい。(先発品か後発品かで差あり)
注意事項: 公的医療保険が適用されない自由診療。必ず医師の診察を受け処方を受ける必要あり。
【危険】バイアグラの併用禁忌薬とは?
併用禁忌薬とは、一緒に飲むと危険な反応を引き起こす可能性のある薬のことです。
バイアグラと併用禁忌薬を飲むと、血圧の急激な低下や不整脈などの重篤な副作用が生じる恐れがあります。
特に注意が必要なのは以下の3種類の薬剤です。
- 硝酸剤
- 塩酸アミオダロン
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
筆者も40代になってから、オンライン診療でED治療薬を処方してもらう際、医師から詳しく説明を受けました。
当時は高血圧の薬も飲んでいたので、「これとバイアグラは併用しても大丈夫なのか」と不安でした。
誤って併用禁忌薬を服用した場合、死亡例も報告されているので絶対に避けるべきです。
自己判断は危険ですので、必ず医師に相談し、現在服用中の薬についてはすべて伝えるようにしましょう。
バイアグラと硝酸剤との併用で起こる危険性
バイアグラと硝酸剤の併用は、最も危険な組み合わせです。
硝酸剤は狭心症など心疾患の治療に使われる薬。
バイアグラと同様に血管を拡張させる作用があります。
両方を併用すると、血圧が急激に低下し、めまいや失神、最悪の場合は死に至る危険性も。
代表的な硝酸剤としては、以下のようなものがあります。
- ニトログリセリン(ニトロペン錠など)
- 硝酸イソソルビド(ニトロール錠、フランドル錠など)
- 亜硝酸アミル(アミルナイトライト)
これらの薬は様々な剤形(錠剤、貼り薬、舌下錠、スプレーなど)で処方されています。
硝酸剤を定期的に服用している方は、バイアグラの使用自体を避けたほうがいいです。
バイアグラとアミオダロン塩酸塩の危険な相互作用
硝酸剤以外にも、バイアグラと併用禁忌とされる薬があります。
アミオダロン塩酸塩は、不整脈の治療薬です。
バイアグラとの併用により、致命的な不整脈を引き起こす可能性があります。
商品名としては「アンカロン錠」「アミオダロン塩酸塩錠」などがあります。
バイアグラと可溶性グアニル酸シクラーゼも併用禁忌
また可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤も、バイアグラと併用禁忌です。
これは慢性血栓塞栓性肺高血圧症などの治療に用いられる薬で、「アデムパス錠」などが該当します。
バイアグラとの併用により、血圧低下作用が増強され、過度の血圧低下を引き起こす恐れがあります。
私自身は幸い心臓の病気はなかったので、これらの薬は服用していませんでした。
でも父が不整脈の薬を飲んでいたので、家族の薬についても知識を持つことの重要性を実感しました。
バイアグラとの併用を注意すべき薬
併用禁忌ではないものの、バイアグラと一緒に服用する際に注意が必要な薬もあります。
これらは「併用注意薬」と呼ばれています。
代表的なものとしては、降圧剤(高血圧の薬)があります。
私も以前から、高血圧の治療でカルシウム拮抗薬を服用していました。
バイアグラ自体にも血圧を下げる作用があるため、併用すると予想以上に血圧が下がることも。
めまいやふらつきなどの症状が出ることがあります。
また前立腺肥大症の治療などに使われる「α遮断薬」も注意が必要です。
これらの薬とバイアグラを同時に服用すると、血圧低下作用が増強される可能性があります。
他にも肝臓の酵素に影響を与える薬(抗真菌薬、抗HIV薬など)も併用に注意が必要です。
これらはバイアグラの代謝に影響し、効果が強くなったり長く続いたりする可能性があります。
バイアグラとアルコール・食事の関係
バイアグラと薬の併用だけでなく、アルコールや食事との関係も気になるところ。
アルコールとバイアグラの併用は、基本的に少量であれば問題ありません。
しかし大量のお酒を飲むとバイアグラの効果が弱まります。
またアルコール自体の血管拡張作用で血圧が下がりやすくなります。
私の場合、飲み会の後にバイアグラを飲んだ時は、普段より効果が弱く感じました。
また食事との関係も重要です。
特に高脂肪の食事をした直後にバイアグラを服用すると、効果の発現が遅れることがあります。
空腹時や軽い食事の後に服用するのが効果的です。
さらにグレープフルーツとの併用も注意が必要です。
グレープフルーツには、薬の代謝に関わる酵素の働きを阻害する成分が含まれています。
バイアグラの血中濃度を上昇させる可能性があります。
これにより副作用が強く出ることがあるので避けた方が無難です。
安全なED治療のための併用禁忌薬確認方法
次に自分が服用している薬が、バイアグラと併用禁忌かどうかの確認について。
最も確実な方法は、医師や薬剤師に相談することです。
オンライン診療でも、事前の問診で服用中の薬をすべて伝えることで、医師が判断してくれます。
また薬の説明書(添付文書)にも併用禁忌薬について記載されています。
もし現在治療中の持病があれば、ED治療を始める前にその担当医にも相談することをおすすめします。
複数の医療機関を受診している場合は、それぞれの医師に処方された薬をすべて把握し、相互の情報共有を心がけることが大切です。
まとめ:バイアグラの併用禁忌薬は?
バイアグラの併用禁忌薬について解説してきました。
特に気をつけるべきなのは、硝酸剤、アミオダロン塩酸塩、可溶性グアニル酸シクラーゼの3種類。
これらと一緒に服用すると、命に関わる危険性があります。
また降圧剤やα遮断薬などの併用注意薬、アルコールやグレープフルーツとの相互作用についても理解しておきましょう。
ED治療を安全に行うためには、服用中の薬について医師に正確に伝え、専門家の判断を仰ぐことが重要です。
ただ筆者のように通院すること自体に抵抗がある方には、オンライン診療があります。
自宅にいながら医師のアドバイスを受けられ、問診票での服用薬の確認も丁寧で安心して相談できます。
正しい知識を持って安全にED治療を受けることで、失いかけた自信を取り戻し、パートナーとの関係も改善することができるでしょう。
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