「バイアグラのジェネリック薬って、安いけどちゃんと効くの?」
「先発品バイアグラと比べて問題はないの?」
この記事は、こんな不安を持っている方にお届けします。
筆者もED治療を始めた頃、価格面でジェネリック薬に興味を持ちました。
多少不安はありましたが、国にも承認されているので試してみることに。
そこでこの記事では、バイアグラジェネリック薬の効果や安全性について、筆者の体験も踏まえてお伝えしていきます。
先発品バイアグラとジェネリック薬の違い
一般的にバイアグラと呼ばれるのは、ファイザー社製バイアグラ(先発品)のことです。
そしてバイアグラのジェネリックと呼ばれるのは、同じ有効成分を含む他社の後発品のこと。
ジェネリック薬は、先発品の特許が切れた後に、他の製薬会社から発売されます。
先発品と同等の品質を持ちながらも価格が安いのが特徴。
日本国内では2014年にバイアグラの特許が切れました。
なので今では複数の製薬会社から、バイアグラのジェネリック薬が発売されています。
有効成分が同じであるため、先発品と同様の作用が期待できます。
バイアグラと同様に、血管を拡張させて勃起を助ける仕組み。
筆者は担当医師から、「有効成分が同じなら基本的に働きも変わらない」という情報を得ました。
ただし同じ有効成分でも、製剤の違いや添加物の違いにより、体の反応に個人差が出るそうです。
国内製ジェネリック薬は、厚生労働省の厳格な審査を通過しています。
そのため品質や安全性は確保されています。
海外製ジェネリック薬は、個人で購入して使うぶんには違法ではありません。
でも国に承認されていないため、何かあっても補償されません。
そしてバイアグラとそのジェネリック薬は、ともに自由診療となるため、保険適用外となることに注意が必要です。
バイアグラジェネリックの作用時間と持続時間
バイアグラジェネリックの作用時間と持続時間は、先発品のバイアグラとほぼ同じです。
作用が現れ始めるのは、服用後約30分〜1時間程度。
持続時間は、約4〜6時間程度です。
しかし医師から「食事の影響を受けやすい」という説明を受けました。
これは先発品のバイアグラと同じです。
空腹時に服用した場合は、30分程度で反応が現れます。
これに対して、食後に服用すると1時間以上かかることもあります。(どちらも個人差あり)
また高脂肪食の後に服用すると、吸収が遅れて、さらに反応時間が延びる可能性があります。
持続時間についても個人差があります。
年齢や体調、肝機能などによって4〜6時間の範囲で変動します。
注意したいのは「持続時間6時間」=「6時間ずっと勃起している」という意味ではないこと。
「性的刺激があった場合」に、勃起しやすい状態が6時間程度続くという意味です。
バイアグラのジェネリック薬の副作用とその対処法
バイアグラのジェネリック薬の副作用は、先発品と基本的に同じです。
最も一般的な副作用としては、顔・体のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、血圧異常・めまいなど。
これらの副作用は、血管が拡張されることで起こり、特に頻度が高いのは顔や体のほてりと頭痛です。
副作用について医師に質問したところ「一時的なものであれば心配ない」という説明を受けました。
副作用の持続時間は通常4〜5時間程度。
作用とほぼ同じタイミングで消失することが多いです。
対処法としては、頭痛の場合は市販の鎮痛剤を服用する。
ほてりや動悸が気になる場合は、涼しい環境で休息を取るといった方法があります。
ただ4時間以上続く勃起(持続勃起症)や、急激な視力低下、重度のめまいなどの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談することが重要です。
また硝酸剤(狭心症の薬など)を使用している方は、血圧が急激に低下する恐れがあるため、絶対に併用してはいけません。
国内承認ジェネリックと海外製品(未承認)ジェネリックの違い
バイアグラのジェネリック薬は、厚生労働省の承認を受けた国内製と、承認のない海外製に大別されます。
国内承認のジェネリック医薬品は、複数の製薬会社から発売されており、厳格な品質管理のもとで製造されています。
一方、海外製品には「カマグラ」「バイスマ」などの商品名で多数の種類があります。
ネット通販などで販売されており、個人輸入して使用しても違法ではありません。
ただ安全性の面では、国内製ジェネリックのほうが、厚生労働省の審査を通過した医薬品なので有効性・安全性が保証されています。
海外製品は価格が安いものの、品質にばらつきがあり、偽造品も多く流通しているため、健康被害のリスクがあります。
実際ネットで販売されているED治療薬の約40%が偽造品だったという調査結果も。
海外製品は安価で販売されていますが、安全性が保証されないことを考えるとリスクは高めです。
バイアグラジェネリックと他のED治療薬ジェネリックを比較
他のED治療薬のジェネリックとも比較してみましょう。
バイアグラ以外のED治療薬として有名なのは、シアリスとレビトラです。
シアリスとのジェネリック薬の持続時間は最大36時間。
バイアグラのジェネリックよりかなり長いですね。
ただし価格は、バイアグラジェネリックのほうが安い場合がほとんどです。
またレビトラのジェネリック薬は、持続時間4〜8時間程度とバイアグラと同程度。
ただレビトラジェネリックのほうが、食事の影響はやや受けにくい傾向があります。
価格はバイアグラジェネリックのほうが安い場合が多いです。
シアリスジェネリックは持続時間がかなり長く、しかも食事の影響を受けにくいので、時間の制約を受けずに利用できるという説明を医師から受けました。
これらの特徴を踏まえ、自分のライフスタイルと予算に合ったED治療薬を選ぶことができます。
バイアグラのジェネリック薬は大丈夫? まとめ
先発品バイアグラと比較して、バイアグラジェネリック薬は後発品となります。
ただ成分は同じため、安い価格で同じ効果を期待できます。
ただしバイアグラのジェネリック薬には、国内製と海外製があります。
国内製は厚生労働省の承認を得ていますが、海外製は承認されていません。
海外製は有効成分の配合量に不安が残るため、国内製か海外製にするかは自己判断となります。
どちらにせよ個人輸入ではなく、国内の専門医師の診察と処方を受けることをおすすめします。
処方なしに購入できる個人輸入サイトには、偽造品も多く流通しているためです。
受診方法は、泌尿器科やED専門クリニックの直接受診と、オンライン診療を利用する方法があります。
じつは筆者は、病院に直接行くことに抵抗があり、長年EDを放置していました。
そのせいでEDも悪化、夫婦関係も悪化という結果に。
しかし近年のオンライン診療の普及で、なんとかED治療をはじめることができました。
オンライン診療では、スマホからビデオ通話で医師の診察を受け、自宅に薬を郵送してもらうことができます。
診察料無料のクリニックも多く、薬代のみで済むところも増えてきています。
継続的なフォローアップも受けやすく、副作用や疑問点があってもすぐに相談できます。
ぜひ自分に合った治療方法を試してみてください。
パートナーとの関係が改善し、自信を取り戻せるはずです。
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